育児をしていると、いまだに「母乳で育てるべきか、粉ミルクにするべきか」なんてテーマが、さも重大な問題のように語られがちです。
SNSを開けば「母乳育児のメリット」や「完全母乳の神話」があふれ、ふと気がつけば「これで本当にいいのだろうか」と自分を責めてしまう親御さんもいるかもしれません。
でも、実際の家庭のリアルな現場を覗いてみたらどうでしょう。
答えなんて、もっとシンプルで自由なはずです。
我が家の4人の子供たちの育児を振り返りながら、ミルクと母乳の本当のところを考えてみます。
結論から言えば、「どっちでもええのよ」の一言につきます。
うちの子達は、それぞれの授乳スタイルは全く異なっていました。
そりゃあそうでしょう。
第一子と第二子じゃ環境は違うし、三子も四子も違う。
母の年齢も違う。
すなわち元気度が違うということだ。
- みやこさん:完全母乳。(よく出たから。あと母乳の方が楽だった、それだけ)
- ひーくん:混合(みやこさんもミルクをあげたい!!というのでミルクのほうが楽だった)
- りゅうちゃん:混合(出ない母乳を欲しがるので、心身ともにカッスカスになりながら「無」でこなした。)
- ちぃちゃん:完全ミルク(完ミ)
ちぃちゃんは完全にミルク。
だってもう出ないよ。
出す気もない。
何もでない。
結果はどうだったかと言えば、完ミのちぃちゃんは驚くほどすくすく健康に育ち、病気知らず。
成長という側面だけをフラットに見たとき、栄養バランスが計算され尽くした粉ミルクは、やっぱり最強です。
「その子が元気に育つ」というゴールにおいて、粉ミルクは心強い選択肢の一つでしかありません。
「母乳の絆」という幻と、ミルクの特権
よく「母乳育児は母親と赤ちゃんの絆を深める」「肌と肌が触れ合い、鼓動を感じられる」と言われます。
もちろんそれは素敵なことですが、実はそれはミルクでも全く同じように経験できることです。
ミルクをあげる時だって、赤ちゃんの柔らかい肌に触れ、あたたかい体温を感じ、心臓の鼓動を間近に感じ取ることは十分にできます。
しかも、それは母親だけに許された特権ではありません。母乳が出ない人はもちろん、父親であっても、お兄ちゃんやお姉ちゃんであっても、おじいちゃんおばあちゃんであってもいい。家族の誰もが同じように赤ちゃんと密着し、愛を伝える時間を共有できます。
「ミルクは愛情が伝わりにくいのではないか」なんて不安は、大人の思い込みにすぎません。誰が抱っこしても、愛情を込めてミルクをあげれば、そこにはちゃんと温かい絆が育まれます。
ミルク育児の唯一にして最大のデメリット?
あえてミルク育児のデメリットを挙げるとするならば……それは「なかなか痩せないこと!」かもしれません。
ふと気がつけば、末っ子の育児が一段落した頃に、
「あれ? 私、全然痩せてない! 太ったままじゃない! はっ!! 完ミだった!!」
と愕然とする、あの切ない瞬間くらいでしょうか。
母乳であること自体が問題なのではなく、それにこだわりすぎて、母親の心身がすり減ってしまうこと。
それこそが、育児において一番避けたい事態です。
つらい思いを抱えながら頑張り続ける必要なんてどこにもありません。
心身がカッスカスになるまで自分を追い詰めるくらいなら、もっと肩の力を抜いていいのです。
どっちでもええでしょう。
母乳であっても、粉ミルクであっても、どちらを選んだって間違いではありません。
大切なのは、ママがストレスを溜め込まず、子供がすくすく育つ方法をご自身で選ぶこと。育児のスタイルなんて、家庭の数だけあって当然です。
ミルクも母乳も、結局は子供を生かすための手段でしかありません。
ちゃんと生きて育ってくれているなら、それでもう十分。
どっちでもいいんです。
結局は「どっちでもええ」の一言に尽きます。

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