私は長男、ひーくんを東京で産んだ。
そして彼が一歳の頃、関西のある県に帰ってきた。
私は三姉妹で育った。
いとこにも男は1人しかいなかったので、男の生態がわからない。
ひーくんの育児は理解できないことだらけだった。
まず色んなものを鼻の穴に入れる。
①どんぐり。
痛いから取ってと泣かれる。
取れない。結局、ほじってる最中にくしゃみが出て、クシャミとともに押し出される
②ジェリービーンズ
取れなくなったから取ってと言いに来る
わりかし細く、爪ですんなり取れる
③チョコボール
入れたことを本人が忘れる
茶色の汁が鼻から流れてくる
母パニック!!!
鼻血でもなさそうな色!もしや脳汁か?!!(←んなこたーない。)副鼻腔炎の膿か?!
頭打った?熱出てるの?なに???何なの?!!!
拭く。
あら?いい匂い。
甘い匂い。
これチョコだわ。
鼻ふんっ!させて出させる。
そして3歳で仮面ライダーにハマる。
ビルドに始まりジオウにゼロワン。
ビルドからジオウに変わってからすぐのこと。
もうすぐ運動会だから、ジオウの靴がほしいと言うので、買うよと約束する。
その数日後、いらないと言い出す。
理由をきくと、どうやら同じクラスの男の子がジオウの靴を買ってもらい、履いてきたそう。
かけっこをしたらその子は遅かったと。
ジオウの靴は遅いからいらない。
・・・ジオウ関係ねぇな。
嬉しいことや楽しいことは、一番にヒカキンに報告しようとする。
父と母の立場どこ行ったのよ。。。
鼻くそを食べる。
食べたなと聞くと、食べてない!と嘘をつくので「おいしかったか?」と聞くと「うん」と素直に答えてくれる。
こう聞く事によって、嘘はつかれないし、ひーくんもおこられないし、お互いいい関係が作れますね(棒読み)
野菜を食べない。
肉しか食べない。
幼稚園の制服は着たくないと体操服で登園する
え?ここ?というつまらんこだわりが強すぎる。
息子とはここまで話は噛み合わないもんかね?
と謎だらけだったのでストーリーを作ってみた。
理解をしようとすると、こちらがイライラしそうだったので。
私が考えたストーリーはこうだ。
我々田舎者からすると、東京というキラキラした大都会は、どこか遠い世界で自分とは馴染みがない場所のように思える。
でも、
「子どもを東京で産んだ」
という動かしがたい事実がふと頭をよぎると、ニュースの向こう側の出来事のように感じていた天皇陛下のような非現実的な存在や歴史のつながりも、なぜか急に現実味を帯びて身近に感じられるから不思議だ。
そんな思いもあって、あのときは……天皇陛下からこの子を託された、という設定。
ここからは、瀬島劇場の始まりである。
「瀬島さん、ちょっと見てください」
そう仰った陛下の腕には生まれたばかりの赤子がすやすやと眠っていた。
「実はこの子はね、宇宙人なんですよ」
なんですって?!
驚きのあまり、開いた口が塞がらない私。
「この子を立派な人間に育ててもらいたく、瀬島さんに白羽の矢を立てました。立派な日本男児に育ててくださいますね???」
「御意!!!」
ということで、私はひーくんを天皇陛下からの預かりものとして人間に育てている最中である。
我が子と思うと感情が強すぎて、なんで話が通じないのよ!!と感情的になると思った。
なので、この設定はちゃんと距離感が出るから正解だったかなと思っている。
先日も、
「最近、毎日腹筋してたら割れてきたわ」
と言ったので、
「毎日続けたらもっと割れるから楽しみだね、頑張ってね」
と言ったら
「毎日してるって言ってるやん。」
と言われた。
そこはうんわかった〜、でええのよ。
どこに食いついてきてんのよと思うけども、やっぱり宇宙人なんで人間界の会話もまだ難しいのかな?
成人するまでには立派な日本男児に育てあげたいと思う。
将来、彼のお嫁さんに
「お義母さん、よくもまぁこんな仕上がりで宇宙人のまま社会に出しましたね」と言われない為にも頑張りたいと思います。

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